外貨建て保険
- Posted by さんき
3月14日の日本経済新聞・朝刊に、外貨建て保険に関する記事がありました
※以下、記事一部抜粋
顧客から「利回りやリスク説明が不十分」との苦情が増えていた外貨建て保険
生命保険会社や銀行は問題が指摘されてから1年以上たって
ようやく販売方法の見直しに乗り出した
保険商品をつくる生保と売り手の銀行の双方に
顧客に説明する責任感が欠けていたところに
外貨建て保険が収益源として浮上
顧客にリスクをきちんと理解してもらう体制づくりが置き去りになった
これは個人的な見解ですが、
例えば「元本」(正確には一時払保険料(基本保険金額)です)
外貨建て保険ですから、一時払保険料(基本保険金額)の支払いは、
本来なら米ドルや豪ドルです
しかし、実際には円入金支払特約を付加することによって
保険会社所定の口座への一時払保険料の振込は「円換算」で行われることになります
そのため、円換算による一時払保険料が「元本」であり、
それが保証されると思い込んでしまい、
円で解約返戻金や保険金を受け取る場合、為替レートの影響を受けることで、
①解約返戻金や保険金が、契約時の保険金額や解約返戻金を下回る場合がある
②解約返戻金や保険金額が、一時払保険料を下回る場合がある
日本は円がベースなため、なかなかドルを身近で考える機会がありません
外貨建て保険は理解するまでが難しい商品だと感じます
目先の収益を優先せず「顧客からの信頼」が大事だと実感致しました
長崎県雲仙市国見町土黒甲83-2
保険クリニック雲仙国見店(有限会社 さんき)