保育料無償化に伴い値上げ
- Posted by さんき
今月スタートした幼児教育・保育の無償化に伴って「幼稚園の利用料が値上げされた。便乗値上げではないか」という声が、特命取材班に相次ぎ寄せられている。取材すると、多くの幼稚園は「保育の質の充実に充てる」と説明する。疑念を生む背景には、保護者とのコミュニケーション不足もあるようだ。
しかし、九州女子短大の田中敏明教授(幼児教育)は値上げの背景について(1)共働き家庭の増加などで、幼稚園に入る子どもが減っている(2)国主導で処遇の改善が進む保育士に比べ、幼稚園教諭は改善されていない-など、幼稚園を取り巻く厳しい現状があると指摘。「批判はあるが、職員の給与にきちんと反映させるならば、値上げは仕方がない部分もある」と話す。
一方で、明らかに「便乗値上げ」とみられるケースもある。静岡県のある幼稚園は今月から、預かり保育料について、補助対象となっている共働き世帯に限定して利用料を約2倍にし、補助のない世帯は従来の金額に据え置いた。文科省は「理由の説明がつかず『便乗値上げ』と言われても仕方ない」としている。
*西日本新聞抜粋
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