「先進医療」と「患者申出療養」⑥
- Posted by さんき
今回は上記の2項目の内、「患者申出療養」の1種である、
「遺伝子プロファイリングに基づく分子標的治療」について触れていきます。
「遺伝子プロファイリングに基づく分子標的治療」とは、がん遺伝子に合わせて治療薬を選定し治療することとなります。
がんゲノムプロファイリング検査で遺伝子異常が発見されると治験や先進医療などの分子標的治療薬による治療を優先的に探しますが、
実際には治療に結び付く割合は高くないようです。
このため、対象となるがん腫で適応外または未承認の薬剤が治療候補になった場合、
患者申出療養制度による「マルチプレックス遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく分子的治療」という
臨床研究に参加すると、適応外医薬品による治療が可能になります。
患者さんのメリットとしては、
現状としては発見された遺伝子異常にマッチする治療を受けようと思っても、なかなか見つかり辛いようです。
そのような際に、患者申出療養制度による「マルチプレックス遺伝子パネル検査による遺伝子プロファイリングに基づく分子的治療」を
選択肢に入れていただけると、治験や先進医療の選択肢が少ない、希少がんの患者さんにもメリットとなりえる期待がもてます。
適応症;根治切除が不可能な進行固形がん
(遺伝子プロファイリングにより、治療対象となる遺伝子異常が確認されたものに限る)
技術料総額平均:約40.3万円
となります。
保険選びの際には患者申出療養に対応できるかも検討材料の1つに加えていただければと思います。
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有限会社 さんき
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