「先進医療」と「患者申出療養」⑦
- Posted by さんき
今回は上記の2項目の内、「患者申出療養」の1種である、
「パクリタキセル腹腔内投与および静脈内投与並びにS-1内服併用療法」
について触れていきます。
パクリタキセル腹腔内投与および静脈内投与並びにS-1内服併用療法とは、腹水が貯まることを抑えることに効果が見込まれているようです。
胃がんの治療のために、抗がん剤治療を行う際に、内服や静脈投与だと腹膜まで薬剤が届かず、腹水が貯まってしまったり、腸管の通過障害が生じたりすることがあり、そうなってしまうと治療困難になってしまうことから、「パクリタキセル腹腔内投与および静脈内投与並びにS-1内服併用療法」を用いて治療効果を高めることが目的となっています。
「パクリタキセル腹腔内投与および静脈内投与並びにS-1内服併用療法」イメージ
・S-1(抗がん剤)を内服
・パクリタキセル(抗がん剤)を静脈投与
・パクリタキセル(抗がん剤)を腹腔内投与
上記3点を併用します。
治療は、検査→手術→化学療法の順番
患者さんのメリット
腹腔内への投与を併用することにより、抗がん剤の効果が高まれば、ガン剤棒の縮小や消滅などの可能性が広がり、生存期間の延長や日常生活の質の向上が見込めるようです。
適応症:「腹膜播種」または「進行形胃がん」
(腹水細胞診または腹腔洗浄細胞診により遊離がん細胞を認めるものに限る)
技術料総額平均:約30万円
となっているようです。
保険選びの際には患者申出療養に対応できるかも検討材料の1つに加えていただければと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
長崎県雲仙市国見町土黒甲64-1
有限会社 さんき
長崎県雲仙市国見町土黒甲83-2
保険クリニック雲仙国見店
長崎県雲仙市国見町神代己306-1
保険クリニックエレナ国見店