「先進医療」と「患者申出療養」⑨
- Posted by さんき
今回は先進医療の
「内視鏡的胃局所切除術」
について触れていきます。
・胃粘膜下腫瘍の治療の1つ「内視鏡的胃局所切除術」とは?
「内視鏡的胃局所切除術」は、口から内視鏡を入れて胃の内側から 電気メスで病変を切除する治療法です。
・メリットは?
この治療法は腹部を切開する必要がなく切除部分も最小限ですむ ので、胃の変形や排出障害はほとんどありません。
切除部は糸付きクリップや留置スネア(円形状のワイヤ)などと内視鏡用クリップ を使って閉じることにより、胃粘膜下腫瘍の治療は、開腹手術や腹腔鏡下手術と比べ
胃の外側の組織をほとんど傷つけず、腹部に傷が残ることなく病変を 取ることができ、患者さんの苦痛や負担が少ない治療法といえます。
胃壁の損傷も最小限で、開腹や腹腔鏡下手術では局所切除が困難な 噴門・幽門近くの病変において胃切除を回避できることや、胃小弯の 病変において胃壁外に存在する迷走神経を切除しないため、胃の排出障害など の機能低下が起こらないことが期待されます。
適応症
胃粘膜下腫瘍 (長径が1.1cm以上であり、かつ、3cm以下のもの。)
技術料総額平均
200,600円(平均入院期間9.2日)
*厚生労働省 「【先進医療A】令和4年6月30日時点における先進医療に係る費用 令和4年度実績報告 (令和3年7月1日~令和4年6月30日)」より
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