パラオ共和国
- Posted by さんき
太平洋に浮かぶ小さな島国「パラオ共和国」
400を超える島々からなる国ですがそのほとんどは無人島で、
実際に人が住むのは10ほどの島々。
中でも主要都市コロールに人口の半数以上が居住しています。
気候は一年を通して温暖で、まさに南国のリゾートといった感じです。
近隣のオセアニア諸国同様、美しい海と自然に囲まれた島国。
特にダイビングの名所として有名で、世界中のダイバーにとって憧れの地となっています。
この「パラオ共和国」は世界で唯一、日本語を公用語と定めている国なのです。
この国の「アンガウル州」が日本語を公用語の一つに規定しています。
(パラオでは16の州があり、それぞれの州において国憲法とは別の「州憲法」を定めています。)
日本でさえ「日本語を公用語とする」などと憲法で定めていないにもかかわらず…
ではなぜ日本から遠く離れた南の島がこのようなことになったのか。
それはかつて日本が南洋諸島を委任統治していた時代があったこと、
「アンガウル州」がパラオの中心地コロールとは遠く海を隔てた離島であるため、
国全体が着々とアメリカ文化に移行していく流れの中でも、
日本文化が根強く受け継がれてきたのではと考えられます。
遠い南の島のお話ですが、何だか少し身近に感じていただけましたか?