花粉症対策
- Posted by さんき
そろそろ花粉症のシーズンとなります。
花粉症は、花粉が原因でさまざまな症状が生じる季節性のアレルギー疾患です。最も患者数が多いとされているのはスギ花粉症ですが、スギ花粉症患者の8割がヒノキ花粉症も合併しているといわれています。スギ花粉は2~4月、ヒノキ花粉は4~5月頃に多く飛散します。
花粉症は、花粉に対して体が過剰反応を起こしている状態です。花粉は害のあるものではありません。しかし、体が花粉を「排除すべき異物」と認識してしまうと、花粉に対する抗体(IgE抗体)が作られます。この抗体は、免疫系において重要な役割を果たす肥満細胞の表面に付着し、異物である花粉を排除できるように準備しています。この状態で花粉が体内に取り込まれると、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンといった炎症を誘発する物質が放出されます。これによってくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみといったアレルギー症状が生じるのです。
花粉症対策として最も重要なことは、花粉との接触をできる限り避けることです。体内に入る花粉を少しでも減らせるよう、外出時はマスクや眼鏡、帽子を着用して、鼻や目、皮膚に花粉が付着しないようにしましょう。また、ウールのコートなど、毛羽のある素材の上着やマフラーなどは、花粉が付着しやすいため避けることをお勧めします。そして、外出先から帰ったら、玄関先で衣服や髪をよく払い、花粉を室内に持ち込まないことも大切です。現在花粉症の症状が出ていない人も、このような対策で花粉を避けておいたほうが安心です。
花粉の飛散する時期は、冬から春に向けて季節の変わり目でもあり、体調を崩しやすい時期ですので、できるだけ健康に気をつけて過ごすことが大切です。
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